みなさん、こんにちは、もぐかぞくです。

 

株を購入しようとして会社の業績を見ると、EPS,ROE,ROA。。。。難しくてよくわからない数字が並んでいますよね。

 

この数字の意味は何なのか?○○比率、1株当たりの○○、、、と言われても、何のことかよくわかなないですよね?

 

 

 

ROE_アセアン株_ユニリーバインドネシア

 

でも安心してください。ポイントさえ押さえればそれで充分です。

 

今回は投資をするときに必ず出てくる、EPS、ROE、ROA等々のうち、ROEの意味について考えたいと思います。

 

このページでお伝えすること。

・ROEで重要な2つのポイント

・ROEはどのぐらいの値が適正か?

 

これらの数値は企業活動を、いろいろな角度から判断する指標なので、理解すれば投資をするときにとっても役立ちます。

 

嫁_ため息_右

会社の指標は、英語の文字ばっかりで、意味がよくわかないのよね~

 

1.投資はROEが決め手になる!ポイント理解すれば簡単

 

株式投資の際にかならずと言って程、”ROE”の言葉はでてきますよね。

 

ROE(Return of Equity)の略で日本語は株主資本利益率といわれますが、そもそも日本語にしても、まったくわからないですよね。(笑)

 

でも、難しい言葉の意味や、計算式は分からなくても、数値が持っている意味を理解すればOKです。

 

もぐかぞく_夫_おすすめ

大切なのは日本語でも英語でもなく、その数字の意味ですからね

 

ROEで理解するのは2つだけです。

 

まず1つは、

「ROEとは、企業がいかに上手に、効率的に利益をあげているか?」

を表す指標であるということ。

 

 

そして、2つ目は

 

「ROEは数字が低い企業よりも、数字が高い企業のほうが投資には良い」

 

ということ。

 

この2つのことを覚えておいてください!

 

もぐかぞく_嫁_考える_右

こうりつてき?数字は高いほうが良い?ってどういこと???

 

では、例を出して説明します。

 

例えばですが、

 

Aさんの会社は、100万円のお金を使って、50万円の利益をだしています。

 

Bさんの会社は、100万円のお金を使って、5万円を利益を出しています。

 

この2つの会社を比較しましょう。

 

 

Q1 どちらの会社が100万円を上手(効率的に)に使って利益を出していますか??

 

Q2 皆さんはどちらの会社に大切なお金を投資したいですか?

 

 

アセアン株ROE_ユニリーバインドネシア

 

 

 

どうですか?

 

 

簡単ですね。

 

おなじ100万円をつかって、より多くの利益を出しているA社のほうが上手(効率的に)お金を使っています。

 

どちらに投資すべきかといえば、同じ100万円(資本)を使って、より多くの利益を出しているA社のほうが、投資すべきですよね。

 

 

なぜなら、A社のほうが上手に経営しているので、将来的に事業が大きくなり、株価が上がる可能性が高いからです。

 

 

では、今回の本題ですが、実際に2つの会社をROEの計算式にあてはめて比較してみましょう!

 

ROEの計算式ですが、

 

ROE=純利益÷株主資本×100

という式で計算れます。

 

 

A社

ROE=50万円(利益)÷100万円(資本)×100=50%

 

A社のROEは50%になります。

 

一方、B社は

 

ROE=5万円(利益)÷100万円(資本)×100=5%

 

B社のROEは5%になります。

 

結論として、やはりA社のほうがROEが高いです。

 

繰り返しになりますが、ROEは、

 

株主資本(株主が出資したお金と、会社がいままで儲けたお金)を使って、どれだけ多くの利益を出しているのか?

 

を表しています。

 

つまり、ROEが高いということは、皆さんが投資したお金を、会社は上手につかって、利益を上げていますよ!

 

という一つの指標になります。

 

ですので、投資を判断するときは、とっても重要な数値になります。

 

株を購入するときは、売り上げや利益、キャッシュフローと合わせて、ROEがどのぐらいかも必ず確認しましょう!

 

 

2.ROEは何%ぐらいあれば、投資してよいの?

 

ROEの数字の意味とROEは高いほうがいい、ということがわかりましたね。

 

では、次に気になるのはROEは何%あれば、投資に十分なの?

という点です。

 

株_ROE_アセアン株

 

 

具体的にこのぐらいであればOKというのは難しいのです。

 

世の中には全く同じ会社はないので、一つの数値について、いろんな企業と比較してみると勉強になってがよいです。

 

まずは、日本の有名な会社のROEを見てみましょう。

 

売上30兆円を誇る日本最大企業、トヨタ自動車のROEは13%です。

 

ユニクロのファーストリーディングは19.4%です。

 

インターネットビジネスの国内最大手楽天は19%

 

電機の大手、ソニーは18%

 

三菱東京UFJファイナンシャルグループは6.3%です。

 

日経平均株価を構成している企業のROEの平均は約10%と言われています。

 

もぐかぞく_嫁_考える_右

そうするとROEは10%以上は必要ね。

 

では、次に米国企業のROEを見てみましょう。

 

ROE_アセアン

 

アップルのROEは非常に高くて50%もあります。

 

マイクロソフトは35%、アマゾンは27.8%

 

日用品の最大手、P&Gは19%です。

 

米国の有名な投資信託S&P500の平均ROEは17%と言われています。

 

もぐかぞくパパ笑顔

さすが、世界最大の経済国。アメリカの企業はROEが高いですね。

 

このあたりの数値を参考にして、もぐかぞくでは投資するときは、ROEは15%~20%以上を一つの目安として、株の購入を検討しています。

 

 

こう考えると、ROEは決して難しくないですよね。

 

ポイントを理解して、他社と比較することにより、企業活動の重要な一面が簡単にわかりますので、ぜひ上手に利用しましょう。

 

 

ちなみに、アセアン株で最もROEが高い会社はご存知でしょうか?

 

それは、インドネシアで家庭用の日用品を扱っている、ユニリーバ・インドネシアです。

 

ROEは、なんと、なんと驚異の142倍です!!

 

ROE_アセアン株_ユニリーバインドネシア
楽天証券より引用

 

インドネシアの2億人に利用されている日用品ですから、ROEもすごいですね。

 

ROEは会社の活動をみる重要な指標ですが、それ以外にも、ここ数年の売上、利益の業績推移、営業キャッシュフロー等、投資判断をする指標はあります。

 

これらのポイントを上手に使って、効果的に投資をしましょう!