こんにちは、もぐかぞくです。
マレーシアの株式し市場ですが、最近は少し低迷しています。逆に言えば、割安で購入するチャンスでもありますね
もぐかぞくのアセアン株戦略は、
①アセアンでも安定成長している国(マレーシア、インドネシア等)を軸にする
②割安な時に大企業の高配当銘柄を購入する
アセアンは経済規模は大きくないので、米国株のような急激な右肩上がりの力強さはないです。
ただ、4〜5%の長期的な成長が見込める市場と考えています。
大企業の高配当銘柄が割安バーゲンセールとなる時期をじっくりと待って少しずつ購入しています。

焦って買うのではなく、10年先の種まきとして、じっくり見極めながら購入すれば十分です。
1.マレーシアの経済状況
マレーシア経済ですが、2017年にはGDPの実質成長率5.9%台でしたが、2018年は4.7%に下がりました。
2019年ですが、マレーシア中央銀行(中銀)は、2019年当初、2019年の国内総生産(GDP)伸び率は実質で前年比4.3~4.8%との見通しを示していました。
これに対し、2019年のGDP数字は、4.6〜4.4%に落ち着くとみられています。
2019年は米中貿易戦争の影響や2019年12月に発生した新型ウィルスの影響で、マレーシア株の売りが続き
クアラルンプール 総合指数はかなり低迷しています。
こちらがマレーシアのクアラルンプール総合指数です。

2018年がかなり良かったので、2018年、2019年と4%台で推移していることもあり、マレーシアの株自体がかなり売られた印象です。
現在は2015年ぐらいの水準まで落ちています。
2.マラヤン・バンクキングの業績
マラヤン・バンキングの状況はこんな感じです。
四半期ごとの営業利益と当期利益の推移です。
特に悪化していることもなく、安定的に営業利益と当期利益を出しています。
主な営業利益は貸出利息ですが、順調に伸びています。利益も安定していると言えます。
こちらがキャッシュフローの推移です。
営業CFがマイナスとなっている時期があります。
しかし銀行業務は、現金を貸し出して利息を稼いだり、現金を投資に回して運用利益を稼ぐビジネスですので一般の企業とは、CFの考え方が
異なります。これだけで投資対象として危険とは言えないでしょう。
マラヤン・バンキングの関連記事はこちらをご参照ください。
https://mogu-kazoku.com/aseanstocks-maybank.html
一つの見方としては、企業としてきちんと業績が上向いているか?現金同等物が増えているか?
が目安になるでしょう。
2019年第3四半期の預金残高が約50,000百万RM(日本円で約13兆円)あります。
増減はありますが、現金は十分保有しており、マレーシアの経済を支える巨大銀行と言えるでしょう。
3.マラヤン・バンキングの配当実績
こちらは、数年の配当実績です。

FY2013〜は年間配当0.52RMから0.57RMで推移しています。
2019年度の配当率も6.0〜6.7%程度の見込みです。
配当性向ですが、2010年頃から配当金をさらに株式等の投資に回す、再配当プログラムというの実施しています。それを入れると黄色の棒グラフの配当性向になります。一方、現金配当ですと下の黒の棒グラフとなるようです。
何れにしても、配当性向は高めです。
一方、株価は思いっきり下げています。2年前の2017年と同水準まで落ち込んでいます。
マレーシア経済を支える最大銀行だけあって、クアラルンプール 総合指数とほぼ同じような株価の動きですね。
マレーシアのGDPが2017年の5.9%に比べ、4%台に落ち込んだことが大きいですが、個人的には売られすぎではないかと思っています。
米国株が好調で、資金がに米国に移動しているのかしら?
購入に当たっての注意としては、一般的に金融関係の個別銘柄は経済環境の影響を受けやすいです。
新型コロナウィルスが長引いて、マレーシア経済へのマイナスの影響が大きいと、減配の可能性もあるかもしれません。
大化けするような銘柄ではないのですが、大好きなアジアへの成長の期待も込めて
今回もぐかぞくはマレーシアのマラヤン・バンキングを200株程度、買い増ししました。
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