こんにちは、もぐかぞくです。
今回は、もぐかぞくで購入したTTW(Thai Tap Water Public Company Limited)について紹介したいと思います。
1.水事業(ウォータビジネス)について
昨今、将来に向かって地球規模で水不足が深刻になってきましたね。実際、世界では10億人以上が安全な水が手に入らない状況です。
日本ですと、特に地方では水道水を普通に飲んでますので、美味しい水が飲めるのが普通だと思いがちです。
飲み水だけでなく、トイレやお風呂の排水処理が適切な衛生状態にない人は世界で30億人近いともいわれています。
とすれば、水事業は世界的に見てもこれからどんどん重要になってきます。
2.TTWについて
TTW(Thai Tap Water Public Company Limited)は、タイ国内の最大の民間水道水メーカーです。
バンコク西部の なコーンパトム、サムットサーコーン 、 パトゥムターニーランシットエリアを中心に上水事業を展開しています。
TTW社は、ナコンパトム県とサムットサコン県を対象に30年間、2034年まで上水を供給する契約をしています。
また、パトンタニ県で上水供給を行っているパトンタニウォーター社(PTW社)も傘下に収め、水事業を拡大しています。
その結果、TTW社の上水供給能力は、毎日約80万トンまで以上にまで拡大しました。
特にタイ政府も地下水利用規制の強化もしているため、TTW社の上水需要は今後も堅調に伸びる見込みです。
水の供給契約は、地方政府との長期契約なので業績は安定しますよね。
では、TTWのここ数年の業績を見てみましょう。
こちらは実際の売上を1タイバーツ(THB)=3.5円で換算して、百万円単位で表記していますので、参考値としてご利用ください。
売上が約日本円で約200億円付近でずっと推移しています。
一方純利益が毎年、日本円で約91億円もあります。
利益率が45%ぐらいで非常に高いのが特徴ですね。
すごい、水事業って儲かるのね!!
こっちはキャッシュフローの推移です。(1THB=3.5円、百万円単位)
毎年、営業CFが150億円ぐらいでていて、それをきっちり新規投資に回していますね
こちらは、TTWの10年間の株価の推移です。

株価は10年で約3倍になっていますね
TTWのROEは23.8%で、こちらも数字としてはよいですね。ROEについての詳しい説明はここに書いてあります。
TTWはこの高い利益率で儲かったお金で、国内の環境や再生エネルギーの事業へどんどん投資して事業を拡大しています。
また、海外の水道事業への拡大として、ミャンマー連邦共和国における水事業運営にも積極的に乗り出しています。
水は命をつなぐ大切な資源です。
バンコクやミャンマーでの水事業の需要はまだありそうですし、地方政府との長期契約も続いているので、個人的にはTTW社は買いです。
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