こんにちは、今回は、アセアン主要国の最新の株式市況について確認します。
2019年12月に発生した新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックにより、世界は一変しましたね。
株式市況も一時は、過去最大の下げ幅を記録したマーケットもおおかっったですが、あっという間に回復傾向にあり、今度は米国のGAFAを中心に、
過去最高を毎日更新している状況です。
日本の株式市場も、 ぶりに3万円台を回復しています
コロナウィルスの影響で、倒産してしまう企業も多数ある中、一方の金融市場ではダブついたマネーによるバブル相場になっているというのは、大変皮肉ですね。
私が愛してやまないASEAN各国も、コロナウィルスの影響を大きく受けました。手持ちの株は大きく値をさげました。配当も減りました。
ASEAN株のリスクも十分理解していたつもりですが、今回の経験でさらによくわかりました。
米国株、日本株や、金などの動きと比べることで、世界のマネーの動きもよくわかります。それを踏まえて、今後の投資戦略を再考したいと思います。
さて、さて、では2021年4月現在のアセアン主要国のマーケット情報を見てみましょう
1.シンガポールのマーケットとコロナ状況
シンガポールST指数を見てみましょう。
※シンガポール取引所(SGX)に上場している銘柄のうち、時価総額が最も大きい30銘柄を対象に時価総額加重平均で算出した株価指数です。シンガポールの代表的な株価指数です

現在ですが、$3,201.76まで、ほぼコロナのショック以前まで回復してきていますね。シンガポールは、人口が約600万人弱ですが、感染者は約6万人で、死者はたったの30人程度です。
早期のマスク義務化や充実した医療体制が功を奏しているので、これからの経済回復にも期待ができますね。
2.タイのマーケットとコロナ状況
こちらはタイのSET指数です。タイもコロナ前の水準まで戻しています。
※SET指数はタイ証券取引所に上場する全銘柄を対象とする時価総額加重平均で算出した株価指数です。タイの代表的な株価指数です。

コロナの感染状況はあまり芳しくないです。感染拡大は、2021年になってから収束傾向にあり、3月ぐらいは100人以下程度でした・
コロナの死者数も100人程度に抑えております
ただし、4月に入ってからは感染が拡大しており、1000人前後で感染者がでています。緊急事態宣言は5月末まで延期されていますので、まだまだ見通しはわからないですね。
3.マレーシアのマーケットとコロナの状況
3つめはマレーシアのクアラルンプール総合指数です。
※マレーシア証券取引所に上場する100銘柄で構成された加重平均指数をいいます。マレーシアの代表的な株価指数です

マレーシアも全体的にはコロナ前にはもどしていますね。ただ、コロナの感染状況は、良くありません。現在まで37万人が感染し、死者数は1,367人で現在も1日、約2,000人ぐらいの感染者がでています。学校等ではロックダウンが続いているとこもありますので、株式市況も要注意ですね。
4.インドネシアのマーケットとコロナの状況
最後は、インドネシアのジャカルタ総合指数です。
※ャカルタ証券取引所に上場される全銘柄で構成される加重平均指数をいいます。インドネシアの代表的な株価指数です

インドネシアのころなの状況ですが、人口が2億6千万と他のアセアン国より多いこともあり、累計感染者数、約160万人、死者数も4万人を超えています。現在も、1日約5千人ぐらいで新たな感染者がでています。
レストランや商業施設も時短営業となっているため、本格的な回復はもう少し時間がかかりそうです。
5.最後に
各国の株式市況は、コロナ拡大前の水準までもどしています。ただし、感染拡大が止まっていない地域もありますので、まだまだ先行きは不透明ですね。全体の市況や、感染拡大状況とあとは各業態の傾向を見ながら、段階的に投資を行いたいと思います。
米国株、日本株、アセアン株それぞれのポートフォリオを考えなら、適切な企業への投資が望ましいですね。引き続きこのサイトでは個別企業の業績分析も続けていきますのでご参考ください!